本位田又八退場

今週のモーニング読んだんですが、「バガボンド」でいきなりお杉ばあさんが又八に看取られて死亡してましたよ。
そしていきなり数十年後に飛びまして、ジジイになった又八が武蔵と自分の話を辻講釈してるんですがなんですかコレ。
もう又八の出番は終了ですか。
吉川英治の原作だと又八は最後朱実とくっつくんですよ。
つまり凡人代表の本位田又八は左門豊作でありまたマンモス西でもある喪男の原型キャラなんですけどね。
梶原一騎が武蔵を元ネタにしてたことがよくわかるでしょ。
巨人の星の最終回では飛雄馬が勝負には勝ったものの燃え尽きて何処とも知れぬ旅に出るし、このへんもそっくりだ。
スポ根漫画家の末裔井上雄彦としては原作そのままなぞったんじゃまんま巨人の星になるんでアレンジしたんでしょうか。
どっちかというと井上雄彦の資質として梶原路線には耐えられなかったというほうが正しいですかね。
又八という一般人からのツッコミがなくなったら、あとはイケメン天才剣士たちによる哲学ぶったアートぼけした立会いが残るだけだよな〜。