積ん読本を読む

へるん幻視行 (ビッグコミックススペシャル)

へるん幻視行 (ビッグコミックススペシャル)

ほんまりうといえば古山寛と組んだ「漱石事件簿」ASIN:4106030152 、「宵待草事件簿」ASIN:4106030438、古山寛が亡くなったので他の原作者連れてきたのがこれ。
ラフカディオ・ハーンを主役に据えて前2作より前の時代が舞台なんだけど、やっぱ原作者の違いが前作のペダンチックナ」ネタの詰め込みが減ってしまって全然ものたりない。
つーか完結してないよなコレ。初出見ると2001年から年1話のペースで描いていたらしいんで、それじゃストーリー進まんよな。

アイはカゲロウ 2 (マガジンZコミックス)

アイはカゲロウ 2 (マガジンZコミックス)

えん×むす」のせいで身も心もすっかり壊れていた瀬口先生のリハビリ作。
ヤングガンガンの「あみーご×あみーが」ではなんとか立ち直っているけど、こっちではまだリハビリが続いてる。
まついもとき名義のエロ漫画家時代からストーリーつくらせりゃドス黒い電波な作風だったけどね。
もっと開き直ってズズグロ萌え漫画描いてほしいものだが。

パシパエーの宴 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)

パシパエーの宴 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)

とり・みきのシリアスもの短編集。
とり・みきのシリアス漫画はキャラを立てないので「石神伝説」みたいな長編は読むのがつらいんだけど、短編だとワンアイディアで読ませるのでキャラが立ってなくてもいいですね。
とり・みきのストーリー漫画の最高傑作は「DAI-HONYA」だけど、あれだといつものスターシステムキャラをつかってるから一からキャラ立てなくてもすんでるしね。

犬ガンダム 地上編 (カドカワコミックスAエース)

犬ガンダム 地上編 (カドカワコミックスAエース)

唐沢なをきはパロディばかりだが1冊まるごと同一作品のパロやるのはめずらしい。
というか元ネタありとはいえ長編ストーリーを描くのってこれが初めてじゃないのか。
「DAI-HONYA」みたいな長編ストーリーギャグ漫画をいつか描いて欲しいものだ。

魁!!クロマティ高校(17)<完> (講談社コミックス)

魁!!クロマティ高校(17)<完> (講談社コミックス)

最終巻。
アニメ化したし映画にもなってもうしゃぶるところがなくなったので最終回。
クロ高が終わってこれでマガジンの裏看板漫画は絶望先生ってことになるのか?
クロ高みたいにアニメ化するかもな。

ニニンがシノブ伝 (4) (Dengeki comics EX)

ニニンがシノブ伝 (4) (Dengeki comics EX)

こっちも最終巻。
ネタのつめこみっぷりはクロ高が逆立ちしてもかなわないので、わずか4巻で燃え尽きた。
特殊な方向に進化した漫画ばかりの電撃大王では唯一まともに読める漫画で、電撃大王の良心と呼べる作品だったのに、今後の電撃大王が心配ですな。

仕切るの?春日部さん (2) (カドカワコミックスAエース)

仕切るの?春日部さん (2) (カドカワコミックスAエース)

シノブ伝と双璧のシモネタツメコミ漫画。
シノブ伝よりダジャレが多いからアニメ化は絶対ないのだった。
Dr.リアンだとラブコメ担当の岡崎がいたがこっちではラブコメは完全に断ってるため、さらに困難な道をたどってるといえるだろう。


フルーツバスケット (20) (花とゆめCOMICS (2936))

フルーツバスケット (20) (花とゆめCOMICS (2936))

おそらくフルバはセラムン以降でもっともヒットした少女漫画だろう。
そろそろ纏めにはいっているが、どうもドラマチックには盛り上がらずノンビリとしている。
呪いが解けかけてるのに、その理由が語られないからかね。べつに透の力で解けたわけじゃないしね。
幻影夢想のどんでん返しが好きだったんでもっとテンポよく描いて欲しいが、今までひっぱるだけひっぱったんでそう早くはできんか。

モン・スール (ガムコミックスプラス)

モン・スール (ガムコミックスプラス)

後日談が収録されているので購入。
兄視点の妹ネトラレ漫画だったのが、ネトリ男視点に変わってるので読後感がずいぶん違う。
アニキのひざで泣く妹の姿が描かれていて兄妹仲が進展してるし、妹鬱萌え漫画としてはどうなのか。